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吉野観光と後醍醐天皇陵参拝

 温泉宿宿泊、吉野観光とともに、後醍醐天皇陵を参拝しに行きました。
 旅館はメインルートである尾根道に沿ってたくさんあるのですが、その北東にある谷道にひっそりとたたずむ吉野温泉元湯にしました。ささやきの道という名のついたその谷道は後醍醐天皇陵の参道です。

 

 紅葉はまだまだでしたが、この時期 各寺社がちょうど特別公開をしており、貴重なものを見ることができました。

 金峯山寺 (きんぷせんじ) は吉野のシンボルで、修験道の総本山。本堂などが国宝で 世界遺産に登録されています。7世紀後半 役行者がここに修行に入り、修験道独特の本尊 金剛蔵王大権現を感得。この姿を山桜に刻んで山上ケ岳 (大峯山寺本堂) と山麓の吉野山 (金峯山寺蔵王堂) に祭祀したのが金峯山寺の開創と伝えられているそうです。本堂 蔵王堂には多くの仏像が安置されていますが、約7メートルの秘仏 本尊蔵王権現三体が特別公開されており、その姿を見ることができました。

 

 

 また境内では採灯大護摩供 (さいとうおおごまく) という催し。修験道独自の護摩儀礼で、ヒノキの枝葉などを積み上げ、そこへ仏菩薩を招き、点火。その火により修験者の煩悩を焼き尽くすとともに、さまざまなことを祈願するとのこと。山伏姿の僧が法螺貝のユニゾンで音階を奏でていたのもなかなか面白かった。

 

 

 

 その先にある吉水神社も最古の書院として世界遺産。
 もとは金峯山寺の格式高い僧坊でしたが、明治の神仏分離によって神社に。後醍醐天皇を主祭神とし、併せて南朝方の忠臣であった楠木正成らを配祀。
 一目千本と言われる山桜の眺望、源義経が静御前, 弁慶らと身を隠したこと、後醍醐天皇の行宮であったこと、豊臣秀吉が花見の本陣としたなどの歴史的逸話で有名です。

 

 まずは本殿に参拝し、その後 陽気な宮司さんに御朱印をお願いしている間に書院を見学。かっこいい作りの書院に、伝 後醍醐天皇宸翰消息など、お宝と思しきものが無人で展示されていることに驚き。撮影禁止とは書かれていないので、遠慮なく撮らせてもらいました。

 

  

 

 後醍醐天皇陵を擁する如意輪寺は吉野観光のメインルートから外れた山の中。後醍醐天皇の勅願寺で、創建は延喜年間 (10世紀初め) と伝えられるとのこと。
 宝物殿には楠木正行にちなんだものや、桜材の蔵王権現立像 (重要文化財) などが陳列されています。

 ちょうど後醍醐天皇御霊殿特別公開ということでそれらを見学することができました。ただ この日の午前中に舞楽会があったのですが、時間が合わなかったのが残念。
 ここでも御朱印をいただきましたが、寺でいただくのは初めてでした。

 

 

 そして天皇陵 参拝。天皇親政に命を懸けられた激動の人生に思いを馳せながら。
 なお手前には長慶天皇皇子 世泰親王の墓が。後醍醐天皇のひ孫にあたります。

 2日目朝にも 今度は私ひとりで参拝に行きました。

 

          

 

 

 宿泊した吉野温泉元湯は昔ながらのひなびた旅館。汚れや傷みがあるものの、ひっそりとたたずむ感じが最高。木々に囲まれた細い道、小川のせせらぎ、自然体の庭など、趣があります。島崎藤村が学生時代に泊まり、その当時の雰囲気をとどめている部屋があるという売りも。

 宿泊者はわれら以外に一組の夫婦のみでラッキー。
 温泉は赤茶色で少し鉄っぽい匂い。1日目の夕方と2日目の朝にも入りましたが、ひとりでゆっくりと入ることができて満足でした。
 夕食は盛りだくさんでおいしい。ネットでメニューを見て本当にこれだけ出るのか?と疑っていたのですが、本当でした。すでにお腹いっぱいのところに牛肉のしゃぶしゃぶが出るという感じ。別で注文した大和の酒3種味比べもよかった。

 


 1日目夜、気になっていた祝賀御列の儀をテレビで。トラブルがなかったようで安堵。後醍醐天皇の時代のような内乱のない平和な時代を噛みしめていました。

 それにしても翌日午前中 雨の予報が心配。雨の中の観光、どうしようか散々 悩んでいました。朝方 目が覚めると大雨の音。
 しかしラッキーなことに出発の時には雨が止んだ! 予定通り メインルートを観光。

 

 桜本坊 (さくらもとぼう) という寺の門に「天武天皇神像 特別御開扉中」という看板。予定していなかったのですが、寄らずにはいられませんでした。
 のちの天武天皇 大海人皇子は天智天皇の後継者となるのを辞退した後、壬申の乱を起こすまでの約8か月、剃髪して吉野に下っていたとのこと。壬申の乱に勝利して天皇の座に就いたのち、住まいとされていた日雄 (ひのお) 離宮を寺にしたと伝わるそうです。
 山伏文化の殿堂と言えるほど多くの文化財が残されているとのこと。立派な本尊 神変大菩薩は修験道の開祖 役行者。関西の山々を開いたスーパーマン。小さな鬼2体 (前鬼と後鬼) を従えており、奥さんはそれを気に入っていました。

 


 その後はメインルートを下って土産物を買ったり、くずきりの喫茶店で休憩したり。ケーブルで吉野駅に下りました。

 

 

 帰りは青のシンフォニーという観光特急。発車までの時間で写真を撮っていると大粒の雨。

 ちょうど私たちが観光していた時間は雨が上がっていたというラッキー。奥さんは、お父さん (私の亡父の祭壇) にお祈りしていた効果だと。
 父の葬式の日、前日まで当日は雨という予報だったのに晴れたことから、父は天気をつかさどる神になったとして、彼女はここ一番のイベントの時には雨が降らないようにお祈りしているのです。

 

 ところで青のシンフォニーでは停車するタイミングだったか、ハイドンの交響曲第101番の第2楽章「時計」のメロディが流れていました。


 楽しい小旅行でした。
 やっぱり全天皇陵参拝を成し遂げたい。下関市と坂出市の2陵墓以外は来年中になんとか。

author:zarathustra4, category:ちょこちょこブログ, 00:22
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