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メルマガ2011.7.9 ベガとアンタレス
 ●●ベガとアンタレス●●

 天の川のほとりに住む天帝の娘 織女。
 彼女は美しい娘だったが 毎日機織りに精を出していて 恋をする暇もない。

 不憫に思った天帝は 天の川の西に住んでいる牽牛という若い牛飼いと結婚
させることに。

 しかし結婚してからというもの 織女は牽牛との暮らしの楽しさにはしゃいで
ばかりで 機織りをすっかりやめてしまった。
 はじめは新婚だからと大目にみていた天帝だったが いつまでも続くそんな
状態についに堪忍袋の尾が切れてしまい ふたりを引き離してしまう。

 悲嘆に暮れる織女と牽牛。
 ただ 心を入れ替えて一生懸命仕事をするならという条件付きで 1年に1度
7月7日の夜に会うことを許された。

  また以前のように一所懸命働いて 年に一度の逢瀬を心待ちにするふたり。

 ところが 7月7日に雨が降ると天の川の水かさが増して 織女は川を渡る
ことができなくなる。
 天の川の両岸にたたずみ 川面を眺めて涙するばかりのふたり。

 そんなふたりを見かねた かささぎ。
 雨の時はかささぎたちが橋となり 織女を牽牛のもとへ渡す手助けをして
くれるのだった。

 −七夕伝説、詳しくは知らなかったので調べてみましたが 面白いですね。

 日本には遣唐使によって伝えられたともありますから 相当古くから日本で
親しまれているようですが、それにしては それほど日本的に脚色されていない
という感じ。

 日本には佐賀とか福岡の一部にしか生息していないカササギが出てくることも
そうですね。
 カササギは朝鮮半島から(一説には秀吉の侵略の際に)もたらされたと
言われています。
 そういえば 身近にいる鳥より 見たことのない鳥のほうが天の架け橋になる
という神秘さを喚起しやすいという効果があるのかも知れません。

 それにしても そんなに古くからいるにしては 生息域を広げていないのが
不思議…。もちろん私も実物を見たことはありません。


 ところで“カササギの橋”というと、大伴家持の 百人一首で有名な

  かささぎのわたせる橋に置く霜の白きを見れば夜ぞふけにける

 を思い出しますよね。

 しかし“橋に置く霜”とは?
 季節が夏なのか冬なのか イメージが混乱してしまいますが このカササギの
橋というのは 天上に見立てた宮殿にある階段のことらしい。

 宮中の階段をそのように言ったのはこの七夕伝説によるのでしょう。この話が
遣唐使によって伝えられたと言われることを考え合わせると 家持がこの歌を
詠んだのは 七夕伝説が伝わって そう時が経ってない時のことということに
なりそう。

 しかし一方で 当時 カササギは日本にいなかった。
 夜の黒と霜の白の対比を カササギの色と重ね合わせているとするなら 実際は
見たことがなくとも カササギの姿を知っていたということになる。

 いやー、中世への想像が膨らみます。


 ところで 天の川のことを英語でミルキーウェイといいますが、この由来を
ご存知ですか?

 ギリシャ神話からきているとのことです。

 ヘラクレスはゼウスの子だが 母親はアルクメネ。
 ゼウスはヘラクレスを不死身にするために 妻ヘラの母乳を飲ませたいが
ヘラは他の女の子供であるヘラクレスに母乳を飲ませようとはしない。
 そこでゼウスはヘラに眠り薬を飲ませ 彼女が眠っている間にヘラクレスに
母乳を飲ませようとした。
 しかしヘラは目覚め ヘラクレスが自分の乳を飲んでいることに驚き
ヘラクレスを払いのけた。
 その時に流れ出したヘラの母乳が無数の星となり 天の川となった。

 古代の人々も面白いことを考えるものです。


 毎年夏の高山登山。
 標高2000メートルのキャンプ場で夜空を見上げると 文字通り 満天の星空。
ミルキーウェイも。

 現実の光景とは思えないほどの星の数。

 逆に宇宙というものが現実的に感じられるようで なんだかちょっと怖く
なったりもします。

 今年も今月最終週に高山登山を予定していたのですが おとといパートナー
であるとっつぁんから ギックリ腰になったという連絡。

 これでとっつぁんとの登山も終わりかも…。
 ピンチなのであります。
author:, category:MELUMAGA-2011, 23:40
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