探していた写真が見つかりました。
生前の祖父に (35年ほど前)、1度見せてもらったことがある写真。
戦前から戦後にかけて活躍した世界的テノール歌手で、藤原歌劇団の創設者 藤原義江。
祖父が彼とともに撮った写真です。
左端が広告デザイナーだった祖父 太一です。
旅先で偶然出会って写した写真と記憶していましたが 違いました。
写真の裏には詳細が。
しかし なぜ祖父が朝日新聞社にいて、藤原義江と会うことになったのかは判りません。
メンバーから推察できるのは、化粧品の広告に藤原義江を起用、デザインを祖父が担当した、というところでしょうか。
名刺を手渡したところ「アア、あなたは私の兄さんですね」と言ったというエピソードはよく覚えています。
しかし調べてみますと、藤原義江は1898年生まれ。祖父は1900年生まれですので、藤原義江のほうが年上です。
… しかし昭和7年で、自分が35歳と記していますね。ということは1897年生まれで、祖父のほうがひとつ上ということになりますが…。
この裏の記載は晩年 頭がボケていた時のものなのかもしれません。
ちなみに、祖父は父にも私にもあまり似ていませんが、私の上のほうの弟に少し似ています。