- ガランテの夏
-
2019.07.31 Wednesday
朝のランニングを続けておりますが、梅雨明け後の昨日は暑くて強い日差し。
4キロほど走ったところでしんどくなって、しばらく歩きました。なんとか6キロを走り切りましたが、帰ってから布団を敷いてしばらく横に。
8月は6キロ走れないかもと思いましたが、今朝はしんどくなることなく、問題なく走ることができました。
暑さに慣れれば大丈夫だろうと。
帰ってから必ずソファで居眠りはしますけどね。
今朝は走っている時、その暑さから、ヴィヴァルディの「四季」の「夏」が頭に浮かんでいました。
思い浮かべる演奏は、ビオンディとエウローパ ガランテ。
1991年録音、opus111。
これは当時 働いていたレコード店で、懇意にしていたお客さんがレコ芸の「名曲名盤」に興味深いのが載っているということで、教えてもらったものでした。
当時は「opus111」というレーベルさえも知らず、「オーパスワンワンワン」などと適当に読んでいました。
代理店に発注し、私も購入。これまでにはなかった斬新な演奏に圧倒され、繰り返し聞きました。
なんでもフランスなどでセンセーションを起こし、大ヒットしていたんですね。
「夏」第1楽章のトボトボとした音の歩み。第2楽章のブヨとハエの鬱陶しさと遠くの雷鳴の描写。第3楽章の嵐の激しさ、合奏、ソロ・ヴァイオリンの独特のフレージングなど印象的でした。
今となっては、もっと過激な演奏があるでしょうが、古楽器による自由な発想による大胆な「四季」を最初に聞いたのがこれで、とても印象に残っています。
「秋」や「冬」のソロ・ヴァイオリンの大胆なフレージングなんかも面白いです。
しかし この録音ももう30年近く前のものなんですね。時の流れの速さに驚くばかりです…。